
7.21[月・祝]70年万博のレガシー《奇跡の森 EXPO ’70》から「地球」を考える ! 畑 祥雄 シンポジウム登壇
2025.7.21[月・祝]11:15-12:15、畑 祥雄(写真家・大阪国際メディア図書館 館長)がシンポジウム「Study × PLAS Meeting:アート&インパクト、我々(地球)はどこへ行くのか」に登壇します。
今回は「夢洲を未来を描くあたらしいアートのキャンバスに」をテーマに、70年万博のレガシーを記録した写真作品《奇跡の森 EXPO ’70》について語ります。
当日は嘉田 由紀子 氏(参議院議員、前滋賀県知事)や竹村 景子 氏(大阪大学 理事、副学長)と一緒に登壇します。ファシリテーターは鈴木 大輔 氏(株式会社アートローグ 代表取締役CEO、Study : 大阪関西国際芸術祭 総合プロデューサー、大阪大学SSI招へい研究員)となります。
なお、シンポジウム全体は2025.7.21[月・祝]- 22[火]の2日間に渡って開催されます。ぜひお越しください。
シンポジウム「Study × PLAS Meeting:アート&インパクト、我々(地球)はどこへ行くのか」
セッション 1「夢洲を未来を描くあたらしいアートのキャンバスに」
日時 : 2025.7.21[月・祝]11:15-12:15
会場 : グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)
詳細 : https://osaka-kansai.art/pages/study-meeting
《奇跡の森 EXPO ’70》
ビジネスセンターになる予定だった70年万博のパビリオン跡地。環境悪化を懸念する声を受け、「緑に包まれた文化公園」(万博の森)へと計画が急展開した時、「人工」の力による森創りが始まりました。設計は日本を代表する造園家 吉村 元男。その背景には、国立民族学博物館の初代館長 梅棹 忠夫の思想「森創りは夢の苗床」がありました。
それから約50年。畑 祥雄は70年万博の跡地が豊かな「都市中の森」へと成長し生物多様性まで復活していること、しかしほとんどの人がその存在すら知らないことに驚き、2021年より毎週、森に通いながら撮影を続け、写真作品《奇跡の森 EXPO ’70》を制作しています(お問合せ : The Third Gallery Aya)。
森が自立するためには100年もの年月が必要と言われています。「この森が100年を迎える2070年、豊かな森になっているのか、今よりも痩せ衰えているのか。21世紀を生きる日本人の肖像になる。」
このような考えから、2024年、奇跡の「万博の森」を未来へと引き継ぐため、写真集『奇跡の森 EXPO ’70』(ブレーンセンター)を出版しました。同時に、大阪(The Third Gallery Aya)及び東京(kanzan gallery)にて個展を開催しました。
現在(2025.4.11[金]- 8.24[日])、大阪関西国際芸術祭にて、写真作品をもとにしたイマーシブインスタレーション作品を展示中。2025年7月には京都(同時代ギャラリー)にて巡回展が開催されました。
畑 祥雄|HATA Yoshio
写真家・映像プロデューサー
1950年京都市生まれ大阪府在住。「万博の森」(1970年大阪万博の跡地に人工の力でよみがえった生物多様性の森)をテーマに写真作品《奇跡の森 EXPO ’70》を制作し、50年先を予想するAI映像もプロデュース。さらに、写真集をブレーンセンターより出版し、個展を The Third Gallery Aya や kanzan gallery で開催。人工生物をテーマに改良ニワトリの一生を写した写真作品《HANAKO》(1990)はロッテルダムフォトビエンナーレ(1992)に招待され個展開催。作品は京都国立近代美術館や和歌山県立近代美術館、スキーダム市立美術館、プライベートコレクションなどに所蔵。写真家活動と並行し、東松照明の写真作品《さくら 桜 サクラ》を写真集 & 展覧会としてプロデュース。山沢栄子の写真作品《What I am doing》では制作ディレクションや展覧会プロデュースを担当。文化プロジェクト(花博写真美術館やIMI大学院講座など)もプロデュース。現在、大阪国際メディア図書館館長・写真表現大学 & Eスクール総合監督として、メディア教育のカリキュラム開発にも取り組む。